風の夢 本文へジャンプ
          
あいさつ




 はじめまして、理事長の山崎と申します。

 NPO法人『風の夢』を立ち上げた理由からお話させて頂きます。
もともと、私個人で20年近くに渡って可哀想な猫たちのボランティア活動をして参りました。
ケガをした猫、人間に虐待された猫、人間の身勝手で捨てられたたくさんの猫たち…。
縁のあった子は見捨てることができず、また、後悔するのが嫌で、すぐに決断して保護し、
いつも協力して下さる駒込の動物病院の先生のもとへ。
先生、スタッフの方々のお陰で、今までたくさんの猫たちが生かされてきました。
料金も本当に割安にして頂き、今もお世話になっています。

 私が川口に越してきて15年になりますが、当初、近所にある公園にはたくさんの猫たちがいました。
残念ながらその頃はまだ、エサやりさんの意識が低く、ただエサをやるだけの状態でした。
メス猫は年に2〜3回、出産をします。1回に生まれてくる子猫は、3〜7匹ほど。
これでは、ネズミ算式に増えていくばかりです。目も開かぬ子猫は、カラスのえじきになったり、
母猫の育児放棄で死んでしまったりと、幸せなことなんてひとつもありません。
オス猫は縄張り争いやメスを巡る喧嘩からケガをし、その結果、エイズや白血病になり、
最後は苦しみながら死んでいきます。

この現状をどう打開していけばいいのか、私なりに考えました。
@ とにかく避妊、去勢を徹底すること。そうすれば、一代限り生きていけます。
A エサやりしたら周りに迷惑をかけないよう、器を片づけること。
B 地域の方々の理解を得て、コミュニケーションをはかり、地域猫として認めて頂くこと。
C 人間になついてくれる子は、なるべく里親さんを探してあげること。
D ノラではなく、人間の勝手で捨てられたため、あまりにも人なつっこい猫は、
悪い人間に利用される可能性が大きいので、優先的に保護し、里親さん探しをすること。

以上の5点を心掛けて活動してきました。今では同じ意識の仲間も増え、
皆さんから背中を押される形でNPO法人を立ち上げることができた次第です。

 どんなに頑張っても、個人の力、個人の財力には限界があります。
こうしてNPOを立ち上げることができた今は、もっと広く活動したい、
もっとたくさんの猫たちに幸せになってもらいたい、その思いでいっぱいです。
そんな私が今、最も心を悩ませているのは、ただ猫が嫌い、
というだけで「どうしてここでエサをやるの?家へ連れて行って世話すればいいじゃないの!!」
と言い捨てていくような人たちについてです。心ない人間です。

私としても、なつかない猫であっても家に連れて帰り、自分の猫にしたい気持ちはやまやまです。
だからといって、出会う全ての猫を連れ帰るわけにはいかない…。
どうしてそれがわかってもらえないのでしょうか。
猫があなたに何をしたの?何か危害を加えたの?嫌だったら、放っておいて欲しいです。
最近は、公園に来て猫に話しかけたり、触ったりしてスキンシップをとっている小さな子連れの親子や、
おじさん、おばさん、小中高生、OLさんなど、たくさん見かけるようになりました。

そういう方々がいると、私はいつも声をかけ、猫の名前を教えて、
これからも可愛がって下さいねとコミュニケーションをとります、
そこから、温かい人間関係が芽生えます。本当に心温まる時間があります。

現在、動物愛護管理法という法律があります。
にも拘わらず、エサやり禁止という自治体もあります。
犬や猫が保健所で年間30万頭以上も殺処分されています。
行政もおかしいです。莫大なお金を使って殺すよりも、
どうして生かす道を考えないのでしょうか。理解に苦しみます。

生き物を金儲けの手段にするのは大嫌いです。
ペットショップで売れ残ってしまった犬や猫が行く末を、ご存知ですか?
ブリーダーがたくさんの犬を繁殖させ、売れなくて捨てた事件、
覚えていらっしゃる方もいることでしょう。
動物は、そんな風に気軽に捨ててしまえる物なんですか!?
生きているんですよ!!そればかりか、
私たちの心を癒してくれる尊い生き物なのですよ。
私は、動物は私たち人間より、崇高だと思っています。

どうか皆さん動物好きの方は、手と手を取り合って、
1匹でも多くの可哀想な犬や猫を救っていきましょう。

 宜しくお願い致します。